10月の後半に去年に引き続いて2回目のウラジオストク視察旅行。今回は3泊4日の急ぎ足でまわって参りました。
今回も成田からシベリア航空(S7航空)のウラジオストク行きの直行便。3時間弱で到着。便利です。ただし時差が+2時間有るので成田を夕方出発ですが現地は夜の8時前です。
1年ぶりのウラジオストクは前回来た時に比べて、インフラの整備が進み街が着実に近代化しているのを感じました。
極東連邦大学の講演をしました
前回の訪問の際にも訪れた極東連邦大学へ。この極東連邦大学はロシア極東地域最大の総合大学。広大なキャンパスに学生3.6万人。教職員4千人が集まってます。
本日の目的はここの日本語学習コースの学生さんに、日本とロシア間のビジネスについて講義を行うこと。
学生さんは皆さんは、将来日本とロシアとの間でのビジネスを志す方。ごく一部の経済の専門用語を除きほとんどの場面で通訳の必要が無く、その日本語の能力に驚くばかりです。
また、皆さん日本の事に興味津々。本気さが伝わってきます。
日本における留学生や外国人の就職状況と人材活用や、日本企業が求めている人材についてを中心に下記の概要でお話をさせて頂きました。
概要
- 日本の企業は海外進出への意欲が高まりつつある(グローバル化が進んでいる)
- 複数の海外拠点を持つ会社が多い。
- 地方の中小企業の力を生かした様々な海外事業が世界各地で新たな産業を切り開いて行く
- 企業が必要とする人材とは:グローバルな視点を持つ失敗を恐れないチャレンジ精神
これからのみなさんへのアドバイス
- 自分の強み、得意分野を伸ばす
- 目標を明確にする
- コミニュケーション力を磨く
今回、外務省のウラジオストク日本センターに協力いただき、多くの学生が参加して頂いて感謝です。
ウラジオストク日本センター
北斗画像診断センター視察
平成25年5月に開業した、脳ドックや心臓ドックを中心とした人間ドックです。
ロシアには今まで予防医療の概念がなかったので、この人間ドックがこれからどう展開・浸透していくかが楽しみとの事。
- 経営形態:ロシアとの合弁会社(ロシア側2社、日本側2社の計4社の出資を受けている)
- 6月にTV東京系の日経スペシャル「未来世紀ジパング」という経済番組の中で紹介されています。
現在のところ出足は順調との事だそうです。
北斗画像診断センター
現地の新設デパート視察
デパートは規模も小さく品揃えも少ない。日本のデパートはもとよりスーパーと比べても見劣りする。
※現地コーディネータの説明では
- 穀物類は安いが肉類は高い
- ここではないが郊外(ウスリースク)には24時間営業のショッピングセンターがある。
ウスリースクの24時間営業のショッピングセンター
ウスリースクの中国市場
中国系の人達が運営する市場。通称中国市場と呼ばれている。
ウスリースクはシベリア鉄道と、中国、北朝鮮からの鉄道が合流分岐する鉄道を使った物流の拠点。
この中国市場は横浜やサンフランシスコに在る食事中心の中華街とは異なり、売っている商品は主に中国から鉄道で輸入された衣料品や日用品が中心。
店も多く物も豊富で案外にぎわっている。
とよ原
日本人が経営する日本食堂として有名。昼食をとりました。
オーナーの一関さんは51歳で単身でロシアのサハリンに渡り、日本食堂「とよ原」をオープンさせた。そして、65歳の時にはここウラジオストクに2号店をオープン。
このチャレンジ精神は見習いたいと思いました。
2013年6月30日にはテレビ(日曜ビックバラエティーも)で紹介された。
※写真は撮っておりません